現役オンライン英会話講師による
効率的な文法の学習方法

文法って複雑で覚えられない…、短期間で文法をマスターできる方法ってないかな?
実は基礎的な文法なら2ヵ月でマスターすることも可能です!
「そんなの絶対無理だよー」
って思ってます?
効率的な学習方法が分かれば、文法を2ヵ月でマスターすることは可能なんです。文法学習は難しいように思えますが、単語や発音よりも圧倒的にボリュームも難易度も簡単です。
文法学習で一番大事なのは、
1冊の教材をやり込むこと。
こちらの記事ではオススメの文法教材と、文法の学習方法を紹介しています。

1年間のカナダ留学を経験し現在はオンライン英会話講師をやっています。ふらっふぃが実践した効率的な文法学習方法をみなさんに大公開しちゃいます!
結論これ1冊

↑これです。はいおしまい。
…というのは冗談です、スイマセン笑。
ただふらっふぃはこのEnglish Grammar in Use1冊で基礎文法を築き、英語力が格段にアップしました。そのおかげで、現在オンライン英会話講師ができています。
:Grammar in Useシリーズの詳細はこちら
英語の4技能〈読む・話す・聞く・書く〉全てにおいて文法は必要です!英語をこれから勉強しようと思っている方は、まずはしっかりと基礎文法を学習しましょう。
文法が一番楽チン

「いやいや文法めちゃムズイよー」という声が聞こえてきます笑。
英語にかかわらず語学は共通して〈単語・文法・発音〉の3つで構成されています。もちろん日本語も同様です。
なぜ文法が一番簡単なのか?
- 単語ー日本語ですら知らない単語ってたくさんあるじゃないですか?英単語も同様に星の数ほど存在するので、全てを覚えようとするのは諦めましょう笑。
- 発音ー第二言語として語学を学んでいるという方は生涯の課題になります。ちなみにボクはものすごく活舌が悪いです…
一方で文法はというと、
- 単語より圧倒的に覚える量が少ない
- 知識なのでバイリンガルでも学習者でも一緒
(例えば”I can speak English”という文は、ネイティブでもボクでも同じです)
つまり文法は〈ある程度のパターンしかない・蓄積されていく知識〉ということです。
ここまでしっかりと理解したうえで、実際に文法を覚える段階にいざ、レッツゴー!
最短で文法を覚える!の前に、

文法学習には5つの注意すべき点があります。
ここをしっかりと留意したうえで、文法の勉強を始めましょう。
「当たり前じゃん」という部分もありますが、しっかりと踏まえていきます。
1回では覚えるのはムリゲー
1回で覚えるのはムリゲーです。人間は覚えるのと同じくらいに忘れます。
ネガティブな記憶がいつまでもあったら嫌ですよね。心理的なストレスを軽減するためにも忘れることは大切なんです。
例)
・誰かとケンカした
・大きな失敗をしたしかし脳は忘れたい記憶と、覚えたい記憶の判別ができません。
参考文献:人が物忘れするのはなぜ?
脳に覚えたい記憶と思われるためには【繰り返し】が必要になります。
川口 潤(名古屋大学大学院環境学研究科教授)
大事なのは繰り返し学習して記憶に定着させることです。ボクの体感ですが、だいたい5回くらいでなんとなく記憶されます。
ノートはいらない
基本無駄です!(独断と偏見)
ノートがいらない理由
※独断と偏見てんこ盛りです
ノートを使うと学習に必要な行動が4つになります。簡単に説明すると
- 教材を開く
- ノートを開く
- 分からない部分や大事な部分を書き出す
- 後日ノートを開いて見返す
上記の1~4のうち〈2.ノートを開く、4.後日ノートを開いて確認〉、この2つの行動は時間の無駄です。
1.教材を開いて学習(インプット)
3.分からない部分を書き出す(アウトプット)
大事なのはこの2つです。
なので直接書き込めるタイプの教材を使いましょう!
ちょっとしたメモなどは余白に直接書き込めば十分です。その方が復習するのも楽になります♪

ノートを使う場面は〈苦手な部分を書き出す・部分的に集中して学習する〉などの時だけにしましょう。
文法教材を買う
直接書き込めるタイプが圧倒的にオススメです。
文法がひたすら並んでいるタイプは実践的ではないのでオススメしません。あれは観賞用です笑。
\オススメの直接書き込める文法教材♪/


最初に紹介したGrammar in Useは直接書き込める教材です。
- 中級者向けの教材は全編英語で収録されています。英語を英語で学んで”最短距離”で学習したい方向きです。
→中級者向け教材|英語を最短距離で - 初級編は日本語で収録されています。初心者の方はあせらずこちらで学習を始めましょう。
→初心者向けの教材|まずは初めの一歩
ちなみに、ふらっふぃが愛用したGrammear in Useについてはこちらででまとめてありますよー。
短時間、短期間でする
人間は忘れる生き物なので、繰り返し復習することが大切です。
しかし1年後に復習してもほぼ忘れているので意味がないです。
短期間の間に何度もくり返して、脳に記憶させることが大切です。
この記事では2ヵ月で文法をマスターできる方法を紹介していますが、これは2か月じゃなきゃダメなんです。

長い期間ダラダラやっても記憶の定着が弱いので、無駄に時間をかけることになります。
声に出す
これが記憶に定着させるのに一番大切です。
必ず行ってください。
- 書いている文をひたすら声に出す
- 発音はその都度調べながら声に出す
手で書く・口で言う・耳で聞く・目で見る
4か所を同時に刺激して、記憶の定着をさらに促しましょう。
2か月のスケジュール

手元に文法教材があると仮定して、具体的な2ヵ月の学習プランを紹介します。
通勤や退勤時、電車の移動時間や学校帰り、休憩時間その他全ての時間を文法に捧げてください。
- 全てのページを細部まで確認(3週間ほど)
- 全てのページをゆっくり確認(1~2週間)
- 全ページの確認、例文を作る(2週間程度)
- 全ページの確認とにらめっこタイム(1週間程度)
- 番外編:独り言(ずっと)独り言は最強
全てのページをゆっくり細部まで理解する(2~3週間)
既に知っている文法があっても時間をかけて細部まで確認してください。ここを中途半端にすると後々痛い思いをします。
分からない単語もスルーせずに、その都度調べて意味を教材に直接書き込みます。
スピードは必要ないので、とにかく理解することに集中しましょう。
もちろん全部声に出していきます。
文字通り”全てのページ”をゆっくり細部まで確認して、直接書き込んでいきましょう。
3週間ほどかけても大丈夫なので、しっかり1個ずつ理解していくインプットの期間です
全てのページをゆっくり確認する(1~2週間)
同じ教材の2週目です。違う教材ではなく同じ教材をしてください。
ふらっふぃの体感ですが、1か月以内にこのフェーズに入った方が記憶に定着しやすいです。
既に教材を1回やっているので、なんとなく文法が分かるようになります。
このなんとなくを無くす作業が2週目です。
- 分かっている部分はスピードを上げて学習
- 苦手な部分は時間をかけて理解を深める
2週目は既に書き込みが終わっているので〈文法の理解と例文を声に出す〉の2つだけの作業だけになります。
1週間もしくは2週間で行いましょう。
理解とスピードの両方を自分の裁量でやってください。こちらもインプットの期間です。
文法ごとに自分で例文を作る・確認する(2週間程度)
少しずつアウトプットに入ります。
※同じ教材の3週目
例えば”I can speak English”という例文が教材にあったとしたら、これを軸に自分で例文を作り、声に出してみましょう。
\例えば♪/
例文)I can speak English
- He can study math
- She can eat spicy food but I can’t
という風に、全ての例文から2,3個ずつ自分なりのフレーズを考えて声に出します。

ここら辺から簡単にできる部分・そうでない部分がはっきりしてきます。
全てのページを確認する・苦手な部分を書き出す(1週間程度)
確認程度のインプット+アウトプット期間です。
※同じ教材の4週目
知っているページは確認だけで済まし、よりスピードを上げましょう。
うまく自分で例文を考えられなかった部分は、徹底的に理解を深めていきます。
ここで初めてノートの出番です!
苦手部分だけを書き出すことで、その文法だけに集中できるようになります。自分で例文を作れるまでにらめっこタイムです。
ゆっくり時間をかけていいので、知っている単語を当てはめたりしながら自分なりの例文を作成しましょう。
番外編:教材を見ずに英語で独り言(その先ずっと)
英語で独り言は最強です!
ふらっふぃもカナダに留学していた時に、ヤバい人と思われるくらい独り言をしていました笑。
他の英語学習者の方の多くも、独り言をオススメしています。
教材を見ずに自分の力だけでアウトプットができれば、実際の英会話の中で使うことができる証拠になります。
最初は慣れていないので意識しないと出てきませんが、そのうち勝手に英語の方が先に出てくるようになります!
独り言は期限を設けず、ずっと継続しましょう。

ボクも英語学習をはじめて5年ほどたちますが、いまだに独り言は続けている、というよりも癖になっています。
まとめると!

しっかり留意点や手順を踏まえれば2か月であなたも英文法の達人です♪ここまでで紹介した学習スケジュールを参考に、ガンガン文法を学習しましょう。
オススメの英文法教材を1つの記事に見やすくまとめました!
他の文法教材も確認したい方はポチッ
- 1回で覚えるのはムリゲー
鋼のメンタルを持つべし - ノートは必要ない
時間のムダ - 教材を買う
直接書き込めるタイプの教材を選ぶ - 声に出す
常にアウトプットをし続ける
さいごに

基礎文法ができれば、実は同時に使用頻度の高い単語も同時に覚えることができます。
つまり1冊の文法教材をマスター=英会話スキルが備わっている状態なんです!
一番大事なのは【2ヵ月継続すること】
60日で変われる
よーい、ドン。
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